胚および配偶子を移送する際には、液体窒素を内部に吸収させた特殊な移送容器(ドライシッパー)を用いたうえで、適切な準備と徹底した管理が求められます。
一般の宅配便ではこうした移送に対応できない場合も多く、専門的な知識を持つ移送会社の利用が推奨されています。

生殖補助医療における胚および配偶子の移送は、高度な管理が必要とされるプロセスです。適切に管理されない場合、移送中の細胞の損傷だけではなく、クリニックにとって重大なリスクを引き起こす可能性があります。(Rinehart, 2021)。
参考文献: Rinehart, L. A. (2021). Storage, transport, and disposition of gametes and embryos: Legal issues and practical considerations. Fertility and Sterility, 115(2), 274-281. https://doi.org/10.1016/j.fertnstert.2020.11.025